バングラデシュとはこういう国です

人口1億5,940万人、日本の約4割の国土。世界で最も人口密度が高い国で人口数は世界第7位。
首都はダッカ、主要都市としてチッタゴン、クルナ、ナラヤンガンジ。
日本との時差はマイナス3時間。日本が午前10時だとバングラデシュは午前7時。

バングラデシュの基礎情報

バングラデシュ人民共和国(通称:バングラデシュ)は、南アジアにあります。
北と東西の三方はインド、南東部はミャンマーと国境を接する。南はインド洋。
バングラデシュ地図
経済成長
GDPは1,940億ドル(2018年,世銀)で、経済成長率8.13%(2019年度バングラデシュ会計,世銀)です。
過去10年間のGDP成長率でも見ても安定的に6%以上で維持をしており、他の新興国より安定的に成長しています。

労働力
バングラデシュの平均年齢は25歳と、若者の多い国であります。
今後40年にわたり豊富な労働力が確保される人口ボーナス期になります。(JICAなど) バングラデシュ人口
産 業
農業、繊維工業、重工業が主流でしたが、近年では外国企業や資本が参入し、
ITなどのサービス産業、電子・電機、自動車・航空機等の製造業等、
船舶などの重工業と多くの分野でビジネスアライアンスが進展しています。

また古くから現在もバングラデシュは世界の繊維の国として知られ、
現在バングラデシュの輸出の80%は繊維製品によって占められています。
ユニクロ、アルマーニ、アディダス、H&Mなど世界のアパレル企業が
生産をバングラデシュに移転しています。

重工業でも本田技研工業がオートバイ工場を建設したほか
廃船の解体から造船業も成長を続けています。

中でもITの発展が目まぐるしく、政府がITに力を入れ優秀なIT人材を多く輩出し
アジア最安賃金国でもあるため、アジア最安コストで
近隣のインドや現在は欧米からアウトソーシングで開発を受注しています。
またGoogleやFacebook、Microsoftなどの超大手企業が人材の確保に
新卒のセミナーを開いて毎年多くのエンジニアがアメリカに渡っています。

超親日国のバングラデシュ

親日になった経緯として、初代バングラデシュ大統領ムジブル・ラフマンの娘の
シェイク・ハシナ首相によるとバングラデシュの国旗を制定するときに
「父は日本の日の丸を参考にした」とされる(wiki参照)ことなどがあり
また、40年前のパキスタンからの独立時、バングラデシュの独立を欧米先進国が
認めなかった時先進国で最初に日本がその独立を認めたことにあります。
さらに、第二次世界大戦の敗戦、広島・長崎に原爆投下と相当な被害を受けなが
ら先進国までに復興を果たした日本に対し畏敬の念を持っています。
その後もJICAを中心とした日本勢が40年に亘り経済支援を続けてきたこともあり
援助額も常に世界一位であることも理由の1つであります。

NHKの朝の連ドラ「おしん」がバングラデシュでも放映され大変な人気を得ました。
これにより日本人に対するイメージがさらに向上し、「日本に行きたい」
「日本に住みたい」と日本志向のバングラデシュ人が爆発的に増えています。

バングラデシュ人の民族性と優秀性

従属的性格、低コスト、優秀な人材多
バングラデシュは現在、人口ボーナス期に突入しています。
自国産業が発展途上中で、海外資本も入りつつあり、インフラも整備されてきています。

民族性も従属的で、チームプレイとハードワークもでき、日本人と非常
に気質が似ています。チームプレイとハードワークが強く求められる
各国から特に欧米からかなり高い評価と需要が得られています。

アジア最安賃金国の理由
賃金もアジア最安賃金国であることから、労働者で月に数千円程度で
生活をする人が多くホワイトワーカーでも月30,000から50,000円程度です。

高い英語力と日本語適応能力
バングラデシュ人はイギリス連邦の一つであり、
大学の授業等は英語で行われ、近年のTOEICでは
国別の平均値が英語非母国語国でトップとなる
など非常に流暢な英語を話します。

母国語はベンガル語ですが、ベンガル語は日本語と語順が同じであります。
バングラデシュ人にとって日本語はひたすら単語を暗記し、母国語の単語を
日本語に置き換えていけばよい、非常に習得しやすい言語であるため、日本
語対応能力は想像以上に速いです。

高い教育意識と理数系能力
インドと同様の理数系に重きを置いたの教育と文化があるため
非常に高い理系能力・IT能力を持ちます。

他国(インド、ベトナム、中国)の人材以上のコストパフォーマンス

インドとの比較
【人件費】
→バングラデシュのほうが安い。
すでにインド人エンジニアは世界から評価され、非常に高い報酬で
世界中から雇われていますので、優秀なエンジニアはなかなか日本
の一般的な給与水準では日本に来てくれないという事がよくあります。

【スキル】
→インド、バングラデシュともに同じレベルです。
インド人のIT能力はバングラデシュ人と同様非常に高く、アメリカ
ヨーロッパ各国のIT企業で活躍をしています。

【働き方・意識】
打算的で拝金主義的なところも強い傾向の国民性なので雇ったは
いいが、賃上げの要求や駆け引きを行う人もいました。
また契約文化なので決められた事しかやらず、一つの仕事しか
やらない等の話も多くあります。

ベトナムとの比較
【人件費】
→バングラデシュのほうが安い。
ベトナムも低賃金としては有名ですが、最近オフショアや人材の
供給過多で人件費が上がってきています。

【スキル】
→インド人やバングラデシュ人に比べると平均的なIT能力はバングラデシュのほうが上です。
ITエンジニアの能力面において、インド・バングラデシュに比べ
るとレベルは落ちると言われます。実際ベトナムでのオフショア
などで知名度自体は上がってきていますが、アメリカ・ヨーロッパ
の大手IT企業は、ベトナム人ではなく、インド・バングラデシュ側
の人種のほう多く採用しています。これは理数系能力、IT能力に
関してはインドやバングラデシュが上だからです。

【働き方・意識】
→ベトナムもバングラデシュもほぼ同じくらい従属的で勤労傾向が強いです。
こちらも人によりもますが、基本的に両国とも仕事には真面目です。

中国人との比較
【人件費】
→バングラデシュのほうが安い。
ピンキリではありますが、近年中国人の人件費が全体的に
上がってきています。バングラデシュは基本的に低賃金である
ため、コストの高い優秀なエンジニアでも相対的に安いです。

【スキル】
→インド人やバングラデシュ人に比べると平均的なIT能力はバングラデシュのほうが上です。
高い理数系能力、IT能力が求めらるためインドとバングラデシュ
よりか落ちます。逆にインド人やバングラデシュ人の一部の
優秀な人材は非常に高い給与で中国現地企業に採用されています。

【働き方・意識】
→バングラデシュ人のほうが奉仕的労働ができます。
人にも寄りますが、比較的バングラデシュ人のほうが日本的な
チームワークに重きを持てる考えがあるので中国人よりは日本に合っています。

世界に流れている優秀なバングラデシュIT人材を日本へ

バングラデシュ国内で英才教育受けたIT人材が世界の大手IT企業Google、
Microsoft、Facebook、Amazonなどに就職しています。

バングラデシュ人は何もアメリカ志向なわけではなく
できれば日本で働きたいと考えている人も非常に多くいます。

そこを私たちは確実なパイプでGoogleやAmazonに行くような人材を日本企業にご紹介させて頂きたいと
考えています。そして日本のIT産業が世界でも上位に行くお手伝いができればと願っています。